ローカル管理のプロジェクトをあとからgitで管理する
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2023/01/09
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2023/01/09
ローカルで作成していたプロジェクトやソースコードを、あとからgitで管理したい時があります。
ネットで調べると、このようなケースでのgitの追加方法はいくつか出てくるのですが、
リモートリポジトリとローカルリポジトリでデフォルトブランチの名前が異なる場合に、リモートリポジトリにローカルリポジトリのデフォルトブランチが新規に追加されてしまい、うまくいきませんでした。(補足参照)
この記事ではリモートリポジトリとローカルリポジトリのデフォルトブランチ名が異なる場合に実施できる手順を整理します。
ローカルプロジェクトのgit管理手順
(1) ローカルのプロジェクトを作成する。
(2) GitHubなどでリモートリポジトリを作成する。
GitHubでは.gitignoreとreadme.mdを一緒に作成してくれるので、ここで作成しておきます。
(3) ローカルのプロジェクトのルートで、git init を実行する。
git init
(4) 2.で作成したリモートリポジトリを登録する。
git remote add origin https://github.com/XXXXX/XXXXX.git
(5) リモートリポジトリの内容を反映する。
git pull origin main
(6) この状態でローカルリポジトリにブランチが作成され、リモートリポジトリの内容が反映されていることが確認できる。
git branch -a
>> * master
remotes/origin/main
(7) 上記のように、ローカルリポジトリのブランチ名がmaster, リモートリポジトリのブランチ名がmainと、ブランチ名が異なっている場合がある。
ローカルのブランチ名をリモートのブランチ名に合わせたい場合は、ブランチ名を変更する。
git branch -m master main
これでリモートリポジトリに連携させることができました。
補足
ローカルのプロジェクトをgitで管理する場合の手順を調べた時、下記の記事を参考にさせていただきました。
【git】既存のフォルダをgit管理にしてリモートリポジトリと紐づける
この手順でもgit管理は可能なのですが、冒頭でも述べた通り、リモートリポジトリとローカルリポジトリでデフォルトブランチが異なる場合、リモートリポジトリにもローカルリポジトリのデフォルトブランチが作られてしまい、うまくいきませんでした。
ですので、リンク先の手順のように先にローカルリポジトリのファイルをpushするのではなく、リモートリポジトリの内容をpullしておくことで、同じ名前のブランチで連携させることができました。